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下の下のふもと
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金曜2100「デスノート(前編)」
原作漫画ベースの映画としてはマァマァか。
前・後分けたはいいが、やはり時間が足りない感。
構成考えるなりして、メリハリが欲しい。
せっかくの心理戦が適当に流されてるのモッタイナス。
あと、役者の演技は何も言うまい。
つーか、ドラマかアニメでやれ。

金曜2550「雨上がる」
確か高校1・2年の時公開。
そん時見ようかと思ったが、ウダウダしてる間に公開終了。
たまたま見た形だが、普通に良作。
というか、深夜独りで見たのがよかったのか。
寺尾聰の人のいい役がよかったり。
つか、TUY深夜映画GJ。この前も「化粧師」とかやってたり、ナイスチョイス。

日曜2100「亡国のイージス」
原作厨の自分としては、かなり(´・ω・`)ショボ-ン。

1.プロローグの如月、宮津、仙石の過去は削るなよ。
物語の主題が、護衛艦上で交錯する人間関係、から主題移りまくり。
各人の役者でのナレーション、テキストベースでざっとあらましを表現すべきだったな。
なぜ如月が父親を憎んでいるのか、宮津が何故事件を起こしたのか、仙石の"いそかぜ"に対する愛着とか
全部ぶっ飛び。

2.開始15分で原作上巻の半分消化って・・・
如月の仙石、田所、菊政との交流の描写がなけりゃ、感情移入するとこ無くなっちゃうし。
冷徹な工作員が徐々に心を開く
     ↓
機関室でのやりとり「あんただけは、信じてもらいたかった」
     ↓
仙石"いそかぜ"に戻る決意。
じゃないとつながらねーよ。

3.「見ろ日本人、これが戦争だ」と言いながら田所の死、F-15J撃墜、SOF殲滅シーンカット。
時間が無かったのはわかるが、いらんシーン削る、カット割り増やしてスピード感上げるなり、工夫しろよ。
正直、この作品の肝は田所や菊政の主要人物の死だろ。
専守防衛しかできない自衛隊と現実の戦闘、法整備上の人間の政治的かけひき、日本人の国防意識の間での
無残な死や、相手を殺すことへの苦悩の表現が全て中途半端。

4.映像表現もこれまた中途半端。
せっかくのハリウッド的なシーンも、もうチョイカット割、たちまわり工夫すれば見れるのにな。
CGに関してはまぁイイんでない。ミサイル発射、撃沈も普通の日本映画のCGって感じですた。
全体にいえることは、軍ヲタのご期待通り&防衛庁の広報かよ。

心理描写は、それぞれの過去、艦上での交流をカットしておきながら、それぞれのシーンで急にフラッシュバック回想突入。
正直、その手法は古臭いです。古臭さより泥臭い感じの男たちの戦いを表現して欲しかったです。

そんでもって最後の宮津の回想が無かったのが一番痛い。
桜舞う鎌倉を息子を肩車し歩く宮津。
たどり着いた先で死んでいった田所や菊政、
謀反に加わった士官達の敬礼。
一番奥で宮津を迎える隆史。

ベタ過ぎるような展開だけど、一番心に残ったシーンなのにな・・・


キャストは特に問題なかったんだよね。
ただ仙石、田所(まぁほとんど映ってないが)は、
でかい体型、つーか太めって設定なのに
真田広之が谷原章介とかと並んだとき、小柄なのが目立って何か違う感じが・・・
まぁ主役だし、かっこよさ重視で問題ないが。

総括:いろんなものが抜けすぎ。「Twelve Y.O.」からやり直せ。

「亡国のイージス」の感想だけ長くなり過ぎちまった・・・
好きな作品だけに、ちゃんと作って欲しかったんだよ・・・
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